再生日記 / 思い出の一台
あの一台が教えてくれた、
再生する楽しさ。

以前レストアしたバイクの写真を、久しぶりに見返しました。銀と黒のタンク、丸いライト、スポークの車輪。いま眺めても、やはりいい姿だなと思います。
年月を重ねた金属の表情や、使われてきた跡。その一つひとつも含めて、このバイクらしさがあります。新しいものにはない魅力が、こうした一台には残っている気がします。

手をかけた一台は、思い出になる。
自分で手をかけたバイクには、ただ眺めるだけとは違う親しみが生まれます。写真に写っているのは一台の車両ですが、私にとっては、レストアに向き合った時間も重なって見えます。
古いバイクのすべてを、新品のようにする必要はないのかもしれません。残したい表情を見つけながら、もう一度向き合う。その時間そのものに、レストアの楽しさがあると思っています。

乗らなくなったバイクに、もう一度、物語を。
この言葉には、そんな思いを込めました。長く乗っていないからといって、その一台の物語が終わったとは限りません。手をかけることで見えてくる魅力や、次につながる時間があるかもしれません。
これからも無理に台数を増やさず、一台ずつ丁寧に向き合っていきたいと思います。この再生日記には、作業のこと、古いバイクの魅力、そして思い出を、少しずつ残していきます。
最初の記事は、以前レストアした一台を振り返るところから。またこうして、バイクの話を書き始められることを楽しみにしています。
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